わしの場合、ゲームが好きである。今はPS2やGBA等でよく遊んでいる。
プレステやサターン、スーファミにゲームボーイ・・・いろんなゲーム機の所持歴を持つわしだが、意外にも「ファミコン」は持っていなかった。
わしが最初に手に入れたゲーム機はMSXというパソコン(ゲーム専用機ではないが・・・)だった。
1984年。わしはファミコンを買ってもらえなかった小学生だった。わしはどうしてもファミコンが欲しくて、お年玉やおこづかいを貯めていた。だが、資金は貯まってもファミコンを買うことを許してもらえなかった。「頭が悪くなるから」「勉強しなくなるから」等という理由から許可がもらえなかったのだ。
「パソコンなら勉強になるからいいよ」
どういう理屈で「勉強になる」のか(自分でプログラムを組めるから?)今となってはよくわからないが、とにかくそういう理由でパソコンを買うことになった。そのとき買ったのが東芝のMSXパソコン「PASOPIA IQ」だった。
これがわしとMSXとの出会いだった。
→ MSXとは?
ものすごく簡単に言うと、家庭のTVにつないで使うキーボード一体型のパソコンである。
詳しくはこの辺とかこの辺をご参照ください。
同時に「スカイジャガー」というシューティングゲームのソフトを買った。(「スカイジャガー」に関する話はまた今度。)それはそれで面白かったのだが、やっぱりクラスメイトの話題の中心はファミコンのゲームの話。
後にMSXを持つ友人は数人現れることになるが、この時点ではMSXの話が出来る友達はいなかった。
わしは友達の家でファミコンを遊ばせてもらい、それをMSXで再現しようとしていた。小学生のわしでは、MSXとファミコンのスペックの違い、ましてやプログラムなんてわからなかったので再現こそ出来なかったが、MSXマガジンやMSX・FANなどの雑誌に載っていたプログラムを参考に勉強を重ね、数年後にはBASICで簡単なゲームを作れるようになった。自分の組んだプログラムがちゃんと動いた瞬間、そのとき感じた喜びが、いまのわしのルーツともいえる。
このコーナーではそんなMSXを題材に思い出語りを不定期連載していこうと思っています。
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